幸運の絵画
この絵画は東北の有名な画家、故畠山孝一さんが描いた「三陸の譜」という作品です。 あの東北大津波に耐えた奇跡の一本松をも超えるであろう逸話があるのでご紹介いたします。 三陸の役所に一度は寄贈されていたこの絵に一目惚れをしたKさんが、叔父で作者でもある畠山孝一画伯の所に 何度も何度も通い談判をして、根負けした畠山画伯が甥であるKさんにこの画を譲ることとなったそうです。 その時期、まさしく大震災の直前であったというから驚きです。当時Kさんは水戸市内の豪邸に住んでおり 自宅の壁にこの巨大な絵画を埋め込み、鑑賞していました。結果、あの大津波から逃れた奇跡の絵となったのです。 残念ながらKさんは10年前に亡くなりました。Kさんの身内は妹だけで後に相続人となります。しかし豪邸が故の高額な相続税や 事業での借入金の返済も相続に加わって経済的に窮地に陥り、家を売却することになりました。 豪邸の一部屋が猫部屋ということもあり、強烈なペット臭の脱臭工事をきっかけに原状回復、リフォーム工事を私どもにご依頼頂きました。 大規模工事だったため工事価格も結構なお値段になりました。 1900㎝X2700㎝、額を含めたさ90㎏の巨大な畳3枚分の絵を壁から引き出したのは良いが、妹さんは維持・管理を想定して愕然としてしまいます。 畠山孝一さんが生前「この絵は俺が死んだら2千万以上の値が付くからそれまでは絶対売るな」と聞いている。 でも私には維持管理は無理だと妹さんから相談を受けました。 詳細は語れませんが、この絵画が幸運と共に私の手元にあるのはこのような流れがあったからです。 2021年畠山孝一さんは亡くなられました。親族の方にはこの絵の流れ、本物である事実、売却事由は承認済です。 偶然、必然であれ、危険を察知し回避する。 人を念で動かし、災難を逃れる能力を持つ奇跡の絵画 ある条件下で念を唱えると願いが叶う 天に通じるとも思える幸運の絵画 |
故畠山孝一画廊の遺言価格 ¥20,000,000